救済
誰か彼を救ってお願い
心で思っていても声に出せないから
いつも伝えられないでいる
いつもそうやって彼の心は破裂して
切り裂かれていくような感覚に陥っていく
そう言って儚げな瞳で笑った
私は何もできない自分を恨んだ
彼の心が闇に飲込まれる前に
どうか光が差し込むように
願う事しか私にはできないから
ごめんなさい君の心の叫びに
ずっと気付かなくて
君が良ければ私の胸の中で泣いていいから
泣きたいときはずっと側に居るから
どうかお願い心が壊れそうな時は
私に伝えて側に居ることしか出来ないけれど
君は言った僕なんかより
君を必要としている人が居るのだから
僕の事は忘れてくれと
そう言って君は私のもとを
去って行った
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